蝉の声

最近、スッキリとした晴れ間が出ませんね。東北地方も梅雨明けしないまま、7月も終わろうとしてます。

今年は6月の早い時期から暑い日が続き、汗ばむ期間が長そうです。

ここ2~3週間で蝉の声も盛りになり、やっと「夏」らしくなってきましたが、夏の風物詩として一番身近に感じるのはやはり「蝉の声」でしょうか。私の小さい頃は「アブラゼミ」がメインで、たまに「ツクツク法師」が鳴いていて、山などに行かないと「ミンミンゼミ」の鳴き声は聞けなかった事を覚えています。

しかし、最近では会社の前でも「ミンミンゼミ」の鳴き声を良く聞くようになり、私の子供の時より「環境が良くなったのかな~」などと思ったりします。ですが、「ツクツク法師」の鳴き声は一切聞けません。人間の作る環境が、セミの世界に何かの影響を与えているのは当然だと思いますが、環境が良くなっているのか悪くなっているのか・・・。

セミの一生は7年間土の中で、成虫になって地上で一週間。我々が目にできるのは成虫になってからの一週間で、その姿を見て「かわいそう」という人がいますが、私は違うと思います。彼らの人生のメインは「土の中」であって、地上は子孫繁栄のための空間なのです。鮭が川を遡上して産卵後人生を全うするのと同じなのです。我々の目に見えない7年間で人生を謳歌して死に行く姿は素晴らしいと受け止めましょう。昆虫の中でも7年間も人生を生きるのは長寿なのではないでしょうか?

S.Kiyota

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